デジタル遺産とは一言でいうと「インターネットの中にある自分だけの財産」のことです。
昨今、高齢者でもデジタル機器を使用している方が増えており、80歳以上の高齢者でも20%以上の方がインターネットを利用していることが確認されています。
このような状況下で電子マネー・仮想通貨・FXのレバレッジ・株式の信用取引など、世の中にはこのようなインターネットを利用したデジタル財産が確実に増加しています。
そこで問題となるのが、デジタル財産を保有した方が認知症を発症したり死亡した場合の対応です。
デジタル財産に係る郵送による通知などがないため、本人以外の方がその存在に気付かないケースや知っていてもIDなどが判明せずアクセスできない例がでてきています。
このようなことから、自身の万が一の事態を想定してデジタル財産のアカウントやパスワード等をきちんと承継させる方法や人に見せたくないデータの処分方法などを予め検討して実行することが肝要かと言えるでしょう。